20161221

輪郭

澄んだ空気
わたしの目の前を 流れる 
年の梢の 晴々 
落ち葉がふわりと降りて 
わたしのおでこ 
薄れた心臓 
そして足もとへ透きとおって 
また ふわりと揺らいで 
それから白い水面に運ばれて 
静かな朝へ かえってゆく

雄鴨の引いた水のさかいの向こうに
きっと若水の白く柔らかい肌が
お日様の贈り物に笑みを浮かべて
うつり変わる景をながめている
茫っとしたわたしの
輪郭のない足もとを
落葉山の風が通り過ぎてゆく
冬はわたしにこう問いかける 
「君はまだ 眠らないのですか?」
わたしは頷いた

「どうして余白はあるのですか?」
子どもはわたしにこう問いかける
「わたしの声は聞こえますか?」
わたしは余白に問いかけた

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