20160510

薫陶

口笛吹き鳴らし、大貫妙子のアルバムを見つけ出そう。直線的で、糸のように繊細で、ゆらぎない、素晴らしい声、耳を澄ませて聴きたい。古い年代の音楽は岩崎宏美や原田知世、中森明菜などが可愛らしくて良いけれど、去年、彼女の声を本当に聴いて心動いた。さまざまな素晴らしい共演により、彼女の魅力はいっそう深まったに違いなく、いまや彼女はその円熟した齢と共にさらに自らを洗練させるのだろう。自分もこのような、素敵な歳の重ね方をしたいものだと思う。それでこそまた、千年の宴もそう長くはなく、百江の数え歩きも楽しみとなる。篠田桃紅や秋吉敏子の姿を見ても、また思う。魅力というものはおよそ女性から学ぶものなのかしらん、と身近に知った人たちのかおり沁みる、心うつくしさを見て、そうと知る。

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