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20180220
枝の雪
枝の雪、如月の夜は吹く風蕭々として私にも似合うと思った。ふくらんだ苺大福が冷たい風を受けた時に春を心のなかで読む。肌をさす六花の風、甘いショコラのかおりもなく、風媒花の無言の営みに耳を傾ける。痛々しい土面へ寒空の隙間から陽の射して、生気が久しく起こる。私はいつの日か他の生気を吸いとる鬼だと思った。そのような者までもが、冬は努めて陽にあたらなければ自然と気が滅入る。身辺に横たわる気色の悪い音や言葉が身体の穴に冬籠りして、息が詰まりそうになる。
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