夜半
髪を切った。殴りたくなるほどのつぶらな瞳。食べたくなるほどの白い肌。私は棲む場所を間違えているのだろうか。外見に拘れば碌なことがない、しかし春風は若々しい緑色で桜色の食卓は実に美しい。自分でも収めきれぬものほど欲しいと願う、そのような年頃でもある。思えば彼是言うけれど、とはいえ決してそれは出鱈目ではないのだけれど、落ち着かぬ草鞋を履いて未だ左右を往き来しているような気がする。遥かなる先人たちの悟ったような、単調な精神は齢にしても私から未だ遠くに在る。それへと辿り着くまでに、やることをやっておく。
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