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20171019
煉獄の四六時
ながい ふるい髪が風になびくのを
時計はくるりくるりと ビルの上から見ている
太陽が近すぎて燃えいづる絵の具を
息を殺して若者は必死に消そうと試みる
窓辺は大きく口を開け
ポスターや社会人の演説を真似する
餌に食らいつく鳩どもには
彼らは地の約束を与えてやった
明るい朝の話を私に聞かせておくれ
日の照る内臓へ落ちた羽根のことを
死より先に覚醒してしまったことを
私たちを送り出す子供の歌声や
連隊の背中や胞子の目玉のことを
朝陽が射して破れた断片のつむぐ
沙汰なき生死の行方を聞かせておくれ
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