20171007

今宵雨はさんさん落ちて
足もとの腐虫を醒ます
島の見目煌めきて夜照らし
大洋の風は祟りを呼ぶ

雲居の父の厭離の記
雨の宣告
霜月さながらの寒さ殖えて
星の手は冷たく陰る

渡来の少年よ
鬼の蔓を鉄に絡ませ
雨の滴る刻を仕留めてみよ

相ぞ変わらぬ雨が来たと思う
誰もがそれと知って戸を開けた
誰も居ない夜の戸を

あれが人の心か
失われた一倫を待つ雨の
四肢の音が聞こえる















0 件のコメント:

コメントを投稿