20171025

秋の朝

これはまあ おだやかに
風がいつもどおりに吹いている
あの林檎はなぜ落ちないのだろう
いつかは分かる やさしい心根

おどりする点の上
線がさりげなく右へ延びる
秋空の下の猫
家々のあいだを無限に歩く

これはまあ おだやかに
台風が去ったあとの新たな鶏鳴
あの林檎はなぜ落ちないのだろう
わたしはふかく あくびする



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