20170918

Humming in Autumn

夢が垣根をひとつ越え、現の向こうを赤く染める。貴方の姿を見ていると心静かに動かされる。前向きに思いを遣れば道端の花が少しの微笑みをくれ、自分の影がよく延びて、秋の夜長の蟲達が歌うのを聴く。何も言葉を知らずとも涙落とせば分かり合い、笑えば風の心地良さを知る。時に言葉が胸刺せば、背中を見せて狭く息吐く。でも、曙光を浴びたその瞳に氷の溶ける時がある。貴方の強さがあればこそ、心は空の鳥のよう。夢はどこへもいかないと、夢をどこへも遣らないと、心の底で眠らせている。そこはきっと優しくて、言葉にできぬ静けさが木の葉をそっと揺らしてる。添えられた夢が愛しき束の間の光を照らし、残像が失せていくのを感じながら、零度の虚無を手ずから消していく。心の強さがあればこそ、貴方は深い海のよう。

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