20160401

新しい生活

新しい日を過ごすのは大変なことだ。今迄の生活が残像のように頭を過ぎる時間は微笑ましい、急な変化を和らげてくれる配慮がぐらつく心をそっと支える。実家に戻って体調を崩したが、それが焦ることはないという標識に見える。ところで実は新しい生活などなく、生活の重みがいっそう加えられたに過ぎなかった。心惜しい離別に関しても、楽しみな出会いについても、書きたいことや知らせたいことがある。ぼくは思い出すことを知っているから、そのうち細々とでも石片に書き込もう。

生活の重みといったって他にやることが多いというだけで、闇雲に沈む月のようにどんよりとしてはいない。視力の検査をするように、生活について、ぼくにはっきりと見えるものがあり、また見えないものは多い。

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