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20171002
十月の夜
雲衣を掛けた夜の月が
秒と分のわずかな隙間から
凛然と顕われるのを見た
わずかな時の流れが
そよ吹く夜風のなかに感じられ
身体へ伝わる
その感覚を心の声は捉え
沈黙:月の言葉を繰り返す
生きているわずかな間の真心が
私の声を潤せば
まちがいだらけの唇が
わずかに微笑みを
見せてくれた
それから 表情のすべてを
呑み込むような刹那の傷口が
荒ぶ生気を平らげていく
落ちてゆく月も
抱き上げた太陽も
それから 内緒の星々も
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