嵐
ひと途瀬の空騒ぎが穏やかな風を寄越し 初空に響かせる声は何処の鳥だろう 嵐の後の静けさが新しい若芽と太陽の手合せを見守るならば わたしはそうっと遠回りをしてみよう 往来に心身を尽くした者よ 自ら風となった心地して 居場所を失くした者よ だれがお前たちを労わるだろう 大草原の夜空がこの日を真率に眠らせるならば 残り僅かな日々を繰り返し耐え 晦を迎え そして遂にその日が来たならば お前たちは生まれ変わった気がするだろう 与えられた生命に涙するだろう いまや今日の幸せを誰にも奪わせてはならぬ 年の夜こそ 迎えねばならぬ 朝陽を あの 胸に抱いた小さな希望と呼応する 大きな陽の光を
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