20180213

指標

私一人で十人のあとを追いかけた。自分の心の繊細な部分を知った。余りに繊細なので、冬の向かい風で傷だらけとなった。「もういいかい。」「まあだだよ。」声だけ夕空にこだまして、影は密やかに円くなる。陽を受けぬ日が続き、憂いも深くなるけれど、心根の初々しく居ますならば、きっと青々しい花を咲かせる目をひらこう。嗚呼春よ、待ち遠しい。鳥の声が愛おしい。傷だらけの皮膚が守ってきた言葉がある。指紋みたいに、それはきっと私だけの言葉。光を照らして明らかにする。

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