20171020

恐るべき雨

白い北風が平野に降りる
秋の空は 寂しい和紙のようだ
男の子のこする蒼ざめた腕を
夏の脱け殻はよく知る

答えを知っていて 笑ったよ
吐き気を抑えて 笑ったよ
心は赤々と晴れて
透き通った裸の転倒

たえざる雨は 鋼鉄を打つ
嘘の錆びたにおい
挫かれたいくつものパイプ
無邪気な瞳は雨宿りする

縮こまった白い吐息
禍いの為に失われた星
……
地下は滴の音だけが聞こえている


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