澄んだ空気
わたしの目の前を 流れる
年の梢の 晴々
落ち葉がふわりと降りて
わたしのおでこ
薄れた心臓
そして足もとへ透きとおって
また ふわりと揺らいで
それから白い水面に運ばれて
静かな朝へ かえってゆく
雄鴨の引いた水のさかいの向こうに
きっと若水の白く柔らかい肌が
お日様の贈り物に笑みを浮かべて
うつり変わる景をながめている
茫っとしたわたしの
輪郭のない足もとを
落葉山の風が通り過ぎてゆく
冬はわたしにこう問いかける
「君はまだ 眠らないのですか?」
わたしは頷いた
「どうして余白はあるのですか?」
子どもはわたしにこう問いかける
「わたしの声は聞こえますか?」
わたしは余白に問いかけた
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